コマツ(6301)を新規購入 – 高配当優良企業&建設機械シェア世界2位

先々週の金曜日(02/21)にコマツこと小松製作所(6301)を100株(約23万円)新規購入しました。
銘柄考察と合わせてコマツという企業について紹介します。
(コロナショック前に買ってしまいました 😇)

コマツってどんな会社?

コマツは1921年(大正10年)に設立された歴史のある会社で、建設機械の製造と販売が主な事業です。
メーカーシェア国内1位・世界2位を誇っており、グローバルに事業を展開しています。(海外売上比率80%超)
因みに世界1位はNYダウ30銘柄にも名を連ねる米国の超巨大企業 キャタピラー (CAT)です。

事業セグメント (売上高)

建設機械・車両(2兆2,673億円)90.6%/リテールファイナンス(496億円)2.0%/産業機械他(1,841億円)7.4%
出典 : home.komatsu

建設機械とは、以下のような工事現場などで見かけるゴテゴテの機械です。

出典 : home.komatsu

基本情報

2020年03月06日(金) 大引後の情報です。

時価総額20,278 億円
株価2,085円
一株配当110円
配当利回り5.28%
配当性向57.7%
PER10.9倍
PBR1.09倍
ROE14.3%
自己資本比率48.4%


コマツの時価総額は2兆円を超え、日本株の時価総額ランキングにおいても
100位内に位置しており非常に規模の大きい企業です。

以下のように国内の同業界と比較すると頭一つ抜けている事が分かります。

出典 : www.buffett-code.com

PERの数値的には現在の株価は割安な水準にあります。
ROEや自己資本比率においても高い数値を持っており優秀な財務状況にあると言えます。

配当性向が高すぎるのが気になる所です。

業績

前期が過去最高の売上高を記録する中、為替や米中貿易摩擦が原因(決算説明書より)で前期比がマイナスとなっていますが数値としては十分優秀です。

出典 : minkabu.jp

チャート

以下はコマツの過去5年間におけるチャートです。
2018年初の4400円超えをピークに現在半値以下まで落ちてきました。

コロナウイルスなどの影響で更なる下落が予想される中、
落ちるナイフを拾うかの如く早まって買ってしまいましたが、
目的が配当金のため買値はそこまで気にしていません。 (私の買値は2300円..)

出典 : TradingView

配当金

前述した通り、現在の配当利回りは5.28%とかなり高い水準になっており、
一株配当が110円のため100株(単元)買うと年間11,000円の不労所得を得ることができます。

ホームページでも配当について以下のように書かれており、株主還元に積極的な事が伺えます。

当社は、持続的な企業価値の増大を目指し、健全な財務体質の構築と競争力強化に努めています。配当金につきましては、連結業績に加え、将来の投資計画やキャッシュ・フローなどを総合的に勘案し、引き続き安定的な配当の継続に努めていく方針です。具体的には、連結配当性向を40%以上とする方針です。

home.komatsu

配当金推移

図に示す通り配当金は増加傾向にありますが、今期の配当予想に対する配当性向が50%を超えており
業績が悪くなった際には減配リスクがある事も考慮する必要があります。
(配当性向 = 純利益に対する配当金の割合)

出典 : www.buffett-code.com
出典 : home.komatsu

株主優待

コマツの株式を保有していると非売品のオリジナルミニチュアを毎年受け取る事ができます。
但しこちらの優待を受け取る条件がやや厳しく、以下2点を満たす必要があります。

取得条件
  • 300株以上保有 (約63万円)
  • 3年以上継続保有
出典 : home.komatsu


私の場合100株しか購入していないため優待を受け取る事ができませんが、
以下の通りヤフオクなどのECサイトではこちらのミニチュアが数千円で取引されており
ミニカーに興味がない人にとっては売却する事で総合利回りの上昇に多少貢献するでしょう。
(資金面での余裕と株価のタイミングが合えば300株まで買い増しも検討しています)

出典 : auctions.yahoo.co.jp

まとめ

ポジティブ
  • 建設機械におけるシェア国内1位、世界2位 (大型株)
  • 高配当 (5%超え)
  • 良質な財務状況 (高い営業利益率、自己資本比率)
  • PERの数値的には割安な価格
    • しかし、現状円高が進んで市場全体で株安状態のためあまり参考にならない
ネガティブ
  • 海外売上が80%以上を占めており為替リスクあり、いわゆる景気敏感株
  • 配当性向が高く(50%超)、業績次第では減配リスクあり
  • 建設機械の需要減少による売上高の減少リスクあり
  • 世界1位のキャタピラーには遠く及ばない

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