目次
先日の大幅下落時に以前からウォッチしていたブリヂストン(5108)を100株新規購入しました。
ブリヂストンの魅力や購入理由について紹介します。
ブリヂストンってどんな会社?
ブリヂストンとは世界を代表するタイヤ企業で皆さんにとっても馴染みのある会社だと思います。
設立は1931年と老舗企業であり、社名は創業者の石橋正二郎さんの苗字 石橋 = Stone⇄Bridge に由来します。
以下の通りタイヤにおける市場シェア世界1位の座を有している事が最大の特徴です。

事業内容
- タイヤ
- 乗用車用、小型トラック用、トラック・バス用タイヤをはじめ、航空機用、建設・鉱山車両用、モーターサイクル用、農業機械用、産業車両用など
- 多角化
- 自動車用シートパッド、コンベヤベルト、免震ゴムといった自動車用部品や産業資材、建設資材など
事業はタイヤと多角化の2軸でセグメント別の売り上げは以下の通り、タイヤが主な収益源となっています。

会社の数値をチェック
基本情報
2020年02月17日(月)、相場が開く前時点の情報です。
PER(株価収益率)の数値的には株価は割安な水準にあります。
またROEや売上営業利益率、自己資本比率の高さから非常に優秀な財務状況にあると言えます。
時価総額 | 2.7兆円 |
株価 | 3891円 |
一株配当 | 160円 |
配当利回り | 4.11% |
前期配当性向 | 41.2% |
PER | 10倍 |
PBR | 1.25倍 |
ROE | 13.3% |
自己資本比率 | 57.7% |


業績
株価に反映されている通り業績は不調で以下の通り減益傾向にあります。
決算説明資料によるとアジア向けのタイヤ需要が低下していることに起因しているようです。
元の数字が良いので減益によって会社が窮地に立つことはありませんが、
「減配だけはやめてくれ」と言ったところでしょうか。

チャート
以下はブリヂストンの過去5年間におけるチャートです。
ここ数年は4000円が心理的な下限となっていました。
私は3867円で購入しましたが、個人的に良い位置で買えたと思っています。
このまま更に下落していく可能性もありますが、財務の優秀さから減配リスクは低い
と考えているため、株価は気にせず想定外の出来事(減配など)が起こらない限りは長期保有し、
今後の業績次第では買い増しも検討していきます。

配当金推移
リーマンショック後順調に増配を繰り返してきましたが、業績の鈍化と共に2019年に増配がストップしました。
こう見るとアベノミクス前に買えてた人が羨ましいです。

購入理由
- 財務状況が優秀
- ROE、ROA、自己資本比率、営業利益率が高い
- 配当が高く、私の重視している収入の分散に寄与
- タイア市場シェア世界1位
- 下落局面では何かしらの対応を実施しており株主思い → 減配リスクは低いと予想
- 自社株買いや、株式の消却などを積極的に行なっている
- 権利確定月が6,12月
- 自身のポートフォリをにおいて3,9月に権利確定(配当)の銘柄が多く、6,12月の凹みを埋めたかった
一方で以下のような短所 / リスクがある事も考慮する必要があります。
- 業績が鈍化している
- 自動車の需要が落ちている、販売台数の低下
- グローバル企業のため景気敏感な所がある
- 海外売り上げ比率が高いため為替リスクあり
- タイヤ原料であるゴムの輸入
- 成熟しきっている企業のため株価の大きな値上がりは期待できない
- 配当金狙いというポジション
- 減配したら価値が激減し暴落必須
以上です。
日本の個別株はリスクが高く投資信託やETFへ投資(インデックス投資)した方が合理的という
意見もありますが、財務状況や業績をしっかり分析し自分自身のファンドを作っていく
という楽しみがあると感じています。
私の資産配分(アセットアロケーション)における日本株の比率は大体30%程度ですが、
今後もこの割合を維持しつつ継続的に高配当株を購入していく予定です。
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